なつのさん系列(應該有人在PTT上看過),接下來會找幾篇PTT上沒翻過的來翻

總之就是自翻,有興趣可以看看(・∀・)

如果發現錯誤也歡迎留言指證(喂

 

原著作者「怖い話投稿:ホラーテラー」「なつのさん」 2010/07/23 03:42

文章出處:http://nazolog.com/blog-entry-5124.html

 

**************以下中日對照**************



『ウサギ穴』


小学校の頃、僕の通っていた学校の裏には小さな山があって、
みんなからは普通に裏山と呼ばれていた。
小学校は三階建てだったのだけれど、
裏山はその小学校の二倍程度の高さしか無かった。
学校側から裏山を上って反対側に降りると、細い県道に出る。
学校の規則で、裏山には休み時間は上っちゃいけなかった。
それでも僕は、友達と一緒によく裏山に上った。大体昼休みに。
まばらに木が生えてるだけの何も無い山だったけど、
子どもにとっては十分な遊び場だった。それで良く先生に叱られた。
「ごめんなさい。もう裏山には行きません」って100回は言った気がする。
今からするのは、そんな裏山の話だ。

 

『兔子洞』

在我小學時,學校裡面有一座小山,大家都叫那座山「內山」。
校舍只有三層樓,而內山大概就只有校設的兩倍高而已。從學校爬上內山,再從相反邊
下來的話會有一條小的縣道。校規有規定休息時間不可以爬到內山。但我和朋友還是常一起
去,時間大多是午休時。
雖然是個什麼都沒有、只有樹木生長稀疏的小山,但對小孩子來說已經是很棒的遊樂場
了。雖然也常因偷跑去玩而被老師罵就是了。


「對不起,下次不會再去內山了!」

這句話大概有說了100 次吧。
而我接下來要開始說的就是關於「內山」的故事了。

 

さっきはまばらに生えた木以外は何も無い山だって言ったけど、実はあった。
一つ。子供心をくすぐる様なモノが。
僕と友達数人がみつけたのだ。僕らはそれを『ウサギ穴』と名付けた。
三階の廊下の窓から見える裏山の斜面に穴はあった。
勢いを付けて斜面を駆け降りる、と言う遊びをやっていた時のことだ。


友達の一人が何かに躓いて転がった。だいぶ転がった。
膝から血が出てたけど、田舎だったから、そんくらい唾付けときゃ直るということで、
僕らは別のことに興味をひかれていた。
友達は穴に躓いたのだった。
斜面の一部が草ごとえぐれていて、おそらく友達が踏み抜いたのだろう、
その部分から穴が露出していた。
縦穴じゃなくて横穴。今までは草と土に隠れて見えなかったらしい。
穴は小さくて、人は絶対入れない。
でもウサギなら入れそうだと言うことで、決まった名前が『ウサギ穴』。
屈みこんで覗いてみると、中は真っ暗だった。
まっすぐ伸びている様に見えたけど、いかんせん暗過ぎて良く分からなかった。

 

雖然剛有說內山只是個樹木生長稀疏、什麼都沒有的小山,但其實還有一個東西,一個
讓小孩子心癢癢的東西。從三樓走廊的窗戶可以看到在山坡有個洞。是我和幾個朋友一起找
到的,我們叫他『兔子洞』。


那是當時大家趁著一股氣勢,說要爬上內山的山坡去玩時所發生的事了。那時其中一個
人不知道踢到什麼結果跌倒了,還跌的不輕。膝蓋雖然留了血,但因為是鄉下地方,覺得反
正只要塗一些口水就會好了,所以也沒特別在意。

倒是我們被別的事給吸引住了。跌倒的人踢到的是一個洞。
山坡上一部分的雜草被連根拔起,大概是跌倒被時用的吧。而雜草被拔起的地方露出了
一個洞。洞不是直的,而是橫的。應該是因為之前都被草給遮住所以看不到。那個洞很小,
人絕對進不去。
但如果是兔子的話就沒問題,所以我們取名叫它──『兔子洞』。
曲身窺探看看後,裡面一片漆黑。雖然好像看得到洞裡是往前延伸,但因為真的是太暗
了所以也搞不太清楚。

 

その穴はそれからしばらくの間、
好奇心旺盛な子供たちの心をとらえて離さなかった。
まず、「何がこの中にいるのか」という話になった。
モグラという意見と、ヘビだという意見と、
やっぱりウサギだという意見に分かれた。
僕はウサギ派だった。山に住むじじいから、
ウサギはこんな巣を掘ると聞かされていたから。

「ウサギの巣なら、出口は一つじゃない。もっとあるはずだ」と僕が言ったことがきっかけで、
僕らは裏山を、他の穴は無いかと探し始めた。
その日は、探している内に昼休みが終わってしまい、結局見つけることは出来なかった。

 

而從那之後一陣子,兔子洞深深抓住了小孩子們旺盛的好奇心。

「洞裡面有什麼?」

有人說是鼴鼠、蛇,但也有人說是兔子,大家意見都不同。而我是兔子派的,因為曾經
聽住在山上的爺爺說兔子會在這種地方挖洞當窩。

「如果是兔子窩,那出口應該不只一個,還有其他的才對。」

因為我說的一句話,開啟了大家在內山裡找尋其他洞穴的契機。
但那天找著找著午休都結束了,結果還是沒找到。

 

別の穴が見つかったのは、それから三日くらい後のことだった。
丁度学校とは反対の県道側の斜面に穴はあった。同じような穴だった。
見つけたのは僕だった。かくれんぼをしていて偶然見つけたのだ。
「穴ー。あなー!」と叫ぶと、みんなが集まって来た。
「ほら見ろやっぱりウサギだった」「いや、へびだ。違うモグラだ」
そんな不毛な言い争いのあとだった。
誰が言ったのかは忘れた。僕だったのかもしれない。まあ、とにかく誰かが言った。
「じゃあさ。この穴によ、ウサギ入れてみん?」
よし、やってみようぜ。面白いかは二の次だぜ。何てたって僕ら小学生だぜ。
でも今は少し後悔している。

 


當我們找到另一個洞已經是三天後的事了。
剛好在縣道邊的山坡上,一個跟兔子洞很像的洞。是我在玩捉迷藏時偶然發現的。

「有洞!洞!」

我大喊著。聽見我的叫聲後大家都聚集了過來開始討論著。

「看吧!果然是兔子洞!」

「不對啦,是蛇!」

「才不是!是鼴鼠啦!」

就在這樣沒有結果的爭論後,忘了是誰說的,說不定是我說的?嘛!總之有人說了:

「那這樣要不要把兔子放進這個洞看看?」

好!那就試試看吧!有不有趣是其次,再怎麼說我們可是小學生。

但其實現在有點後悔。

 

僕の通っていた学校では、ウサギを飼育していた。
そして学年には一人ずつ(※クラスは無いよ。全校生徒八十人くらいだったから)飼育委員という
のがいて、
昼休みになるとウサギに餌をやったりするのだ。
そして何と、その時の五年生の飼育委員が、僕だったのだ。
決行されたのは次の日だった。
昼休み、僕は『チャーボー』と名札の貼られた檻を開けて、
茶色い毛がボーボーの可愛い兎を一匹抱えて、『ウサギ穴』へと向かった。
到着すると、もう友達の一人は穴で待機していて、
反対の県道側の穴の方にも数人スタンバっているらしい。
友達が運動場の倉庫から持ってきた五十メートルの巻き尺の紐を、
チャーボーの身体に結んだ。命綱のつもりだ。
「チャーボー。ほれ、いけ」
穴の中にチャーボーの頭を突っ込む。
チャーボーは嫌がって足をパタパタさせた。無理やり押し込む。
それほどきつくはなさそうだけど、無理しないと方向転換は出来ないだろうな。

 


我們學校有養兔子。而每個年級要派出一個人當飼育股長。( 不是每個班喔。因為全校
大概只有80 幾個人),要在午休時餵兔子飼料。
然後不知道為什麼,那時5 年級的飼育股長是我。
而計畫開始是隔天的事了。

午休時,我把貼有『茶蹦』名條的柵欄打開,把一隻有著蓬鬆茶色毛的可愛兔子抱了出
來後往『兔子洞』前進。到達時已經有一個朋友在洞那裡待機,縣道那邊的洞好像也有幾個
人在那等著。
朋友將從運動場倉庫拿來的50 公尺捲尺綁在茶蹦身上當成救命繩。

「茶蹦!去吧!」

將茶蹦的頭伸往洞裡一看後,牠不高興的一直趴搭趴搭地踢著腳。我們硬推著茶蹦,雖
然看起來不是那麼難受,但如果不硬推茶蹦也辦法進行計劃吧。

 

「はよういけ。帰ってきたら餌やるから」
棒で尻をつつくと、チャーボーは嫌々そうに穴の奥へと進んで行った。
途中で途切れているだなんて考えはなかった。
二つの穴は、当然つながっているものだと思っていたのだ。
「よんメートル」
隣で友達が、チャーボーが進む動きに合わせて巻き尺を引っ張り出しながら、
一メートルごとにいちいち報告する。
「はちメートル」
当時は、小さな山だったので、学校側の穴から県道側の穴まで五十メートルも無いだろうと思って
いた。
今考えると、もう少し距離はあっただろうけど。

 


「快去!回來的話就給你吃飼料。」

我們用棒子戳牠的屁股,茶蹦只好一臉厭惡的往洞裡前進。
從沒有想過捲尺會在中途斷掉。
這兩個洞也一定是相連的。

「4 公尺!」

旁邊的朋友邊拉著綁在茶蹦身上的捲尺,邊報告多少公尺。

「8 公尺!」

當時我們認為因為是小山,從學校邊到縣道的洞應該不到50 公尺才對。
但現在想想,應該還有一些距離吧。


僕がふと疑問を覚えたのは、十メートルを過ぎてからだった。
友達が数えるメーター表示の速度がおかしい。
「じゅうさん、……じゅうよん。じゅう……、ああもう早いよちょっと待って!」
ものすごい速さで巻き尺を回す取っ手が回転して、しゅごおおお、と音がしていた。僕は友達と顔
を見合わせた。
「うわ」と友達が叫んだ。
その手から巻き尺が離れて、穴の縁にぶつかった。
巻き尺は穴より大きかったので、持っていかれることは無かったけど、
一度二度びくんびくんとのたうってから、巻き尺は力尽きた様にその場に崩れ落ちた。
呆気にとられるという言葉があるけれど、僕はそれまでの人生でたぶん初めてだった。本当に呆
気にとられたのは。
友達は無言のうちに、再び手にした巻き尺を巻き戻していた。

 


就當我這樣想起這個疑問時,已經過了10 公尺了。朋友數的捲尺速度有點奇怪。

「13……13、10……,啊啊等等太快了等一下!!」

捲尺以超快的速度轉著,就連把手也跟著轉,咻──地發出聲音。我跟朋友互看著,對
方「嗚啊!」地大叫放開拿著捲尺的手,捲尺撞到了洞的邊緣。
因為捲尺比洞還要大所以並沒有掉進去,但經過一兩次的迴轉,捲尺像是盡了全力一樣
當場掉了下來。

雖然有「被嚇呆」這個字眼,但對我來說這大概是人生中第一次體驗「被嚇呆」。
朋友在我們沉默時,再次將手中的捲尺捲回來。

 

そのうち「うがにゃああ!」と猫の様な情けない悲鳴が聞こえた。
そうして、
しばらくもしないうちに県道側の穴でスタンバってた友達数人が走って来て、
一人は足が絡まってこけて転んで転がっていった。僕の横を。
もう一人降りてきた奴の服の袖を掴んで僕は訊いた。
「チャーボーは!?」
「知らん!放せ!」
「話せば放す」
「だあもう!穴がものすごい勢いで骨吹いた!」
それだけ言うと、そいつは校舎に向かって駆け降りて行った。
何が何だか分からなかった僕は、
とりあえず巻き尺の友達と一緒に県道側の穴まで行ってみた。


就在那時,

「嗚啊喵!!!」

我們聽到了像貓一樣淒慘的叫聲。
過不一會連在縣道那邊的幾個朋友也跑了過來,其中一人不小心絆註腳跌在我身旁。
我抓住跑下來的另一人的衣袖問:

「茶蹦呢!?」

「不知道啦!放開我!」

「你說我就放!」

「啊齁!有一堆骨頭從洞裡被吹出來啦!」

那人只說了這些就往校舍那跑了下去。
到底是怎麼回事都搞不清的我,總之先跟拿著捲尺的朋友一起往縣道那邊的洞查看情
況。


確かにそこには、何らかの動物の骨が穴を起点に放射状に散らばっていた。
小動物の骨だろうか。何もこびりついていない。白くて綺麗な、百点満点文句なしの骨だった。
チャーボーのかなと僕は思った。それなら悪いことをしたなあとも思った。
その日は当然、先生に怒られたけれど、僕はいつもと違って幾分本気で謝った。
「ごめんなさい。もうしません」
もちろん、チャーボーに対して。

 

而確實在那裡,有不知道是什麼動物的骨頭以洞為起點呈現放射狀地散開來。
應該是小動物的骨頭吧。
是什麼都沒黏著、又白又漂亮、完全滿分、讓人無法批評的骨頭。

「是茶蹦吧。」

我這樣想著。
如果是的話,那我真是做了件惡質的事啊……。
那天理所當然地被老師罵了,但和平常不同,我帶著幾分真心道了歉。

「對不起!以後不會再做這種事了!」

當然,這是對茶蹦的道歉。

 

後日、僕は山に住んでいるじじいを訪ねて、その話をした。
もちろん孫へのこづかいが目当てだったのだけれど、
じじいなら何か知っているかもと思ったのだ。
「そりゃ、ヤマノクチやの」とじじいは言った。
「やまのくち、って何や?」
「おまんの口と一緒や。山の、口」
じじいはそう言って、僕の下唇を掴んでびろんと伸ばす。

 

之後,我去找了住在山上的爺爺跟他說了這件事。
雖然去的目標當然是爺爺給的零用錢,但我想,如果是爺爺的話說不定會知道些什麼。

「那個啊、是山的嘴巴。」

爺爺這樣說著。

「山的嘴巴?那是什麼?」

「就跟你的嘴巴一樣啊,山的嘴巴。」

這樣說著的爺爺抓著我的下唇往前拉。

 

口と聞いて、想像力豊かな僕はすぐにピンと来た。
「じゃあ、もう一つの穴は、ケツなん?」
「ケツやな。ヤマノシリ」
僕は気付いた。だとしたら、チャーボーは山に食われたのだ。
「なあなあ、じじい」
「なん?」
「ウサギってよ、美味いん?」
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「うまい。くいたいんか?」
僕は首を振る。
それにしても、山だとしても、『いただきます』くらいは言うべきだろうと、
その時の僕が思ったのかどうかは定かではない。

 


聽到嘴巴,想像力豐富的我馬上就想通了。

「那另一個洞是屁股嗎?」

「是屁股沒錯啊。山的屁股。」

這時我才發覺到,如果真的是這樣的話,那茶蹦就是被山吃掉了。

「吶吶!爺爺!」

「怎樣?」

「兔子好吃嗎?」

「好吃啊,你想吃嗎?」

我搖頭。
但就算這樣,即使是山也該說聲『我開動了!』之類的吧。
當時的我是不是這麼想的其實我也不確定。

 

黙っていると、じじいは僕の肩をバシバシと何度も叩いた。
「まあ、気にせんでええ。おまんは山にお供えもんをしただけや。そのうちええことがあるかもしれん」
「じじい……」
「おう、なんぞ?」
「じゃあこづかいくれ」
その日はじじいの家の軒先に干してあった干し芋を勝手に取って、齧りながら家まで帰った。
じじいは結局こづかいをくれなかった。
けれど、その内良いことがあると言うじじいの話は、当たってなくもなかった。
僕は飼育委員をクビになった。
理由は、皆で飼っていたウサギをうっかり『逃がしてしまった』からだと言う。
世話は面倒くさいし、ウサギ小屋は臭いから、僕は普通にラッキーと思った。
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ちなみに『ウサギ穴』は、あの出来事以来、子供たちの間で『ウサギ喰いの穴』にグレードアップした。
そうして、あの日県道側から走って逃げて転んで転がった奴がえらい怪我を負ったので、
それから裏山禁止の規制が厳しくなった。

 


看到我沉默不說話後,爺爺拍了我肩膀幾下。

「嘛啊、別那麼在意。你們只不過是拿供品給山吃罷了。說不定最近你還會遇到好事。」

「爺爺……」

「喔、怎麼了?」

「那給我零用錢!」

那天,我擅自拿了爺爺家前面曬乾的芋頭邊吃邊走回家。結果爺爺還是沒給我零用錢。
而爺爺說的最近可能會遇到好事的話,也都沒發生。
在那之後身為飼育股長的我被換掉了。
理由是因為不小心被兔子給『逃掉了』。
其實要照顧兔子很麻煩,而且兔子屋又臭,對我來說被換掉倒是覺得幸運。
順帶一提,自從『兔子洞』那件事發生後,小孩子們間將洞的名字升級成了

『會吃兔子的洞』。

就這樣,因為那天有人從縣道那逃跑回來時,跌倒又受了不小的傷的原因,從此之後不能去內山的規定又變更嚴格了。

 


だから一度だけだ。下校時間になって、僕はそっと県道側の穴に向かった。
途中で落ちていた手頃な木の枝を拾う。
穴に着く。
「くらえ!」
僕は手にした棒を穴に突っ込んだ。そして逃げた。
男の子なら誰しもやったことのあるあのワザだ。
ささやかな仕返しのつもりだった。
その後、山に仕返しされたとかそんな体験はない。
今現在、僕の通っていた小学校は廃校になっている。

じじいの家に行く際にはあの県道を通るので、
その時はついでに穴はあるかと確認したりする。
少なくともヤマノシリは未だにあって。
周りには何の骨か分からない小さな骨が散らばっていたりもする。

但就只有一次,放學時我偷偷地往縣道那的洞走去。途中撿起了手邊的樹枝。
到達洞穴後。

「吃吧!」

我把手上拿著的樹枝往洞裡一丟然後逃之夭夭。我想只要是男孩子都應該做過。這是小
小的報復。而在這之後倒也沒有遇過山的報復。
現在那所小學已經廢校了。但去爺爺家時一定會經過那條縣道,那時我總會不自覺地去
確認洞是不是還在。
而至少現在山的屁股還在,周圍依舊散落著不知是什麼動物,牠那小小的骨頭。

Fin

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